お酒のおごり方って、難しいと思うんです。
「お酒をおごる」=「ナンパをしている」という意図が見えてしまっては、
女性は嫌がるからです。
映画なんかでよくあるシーン。
バーやクラブで、男性がマスターに、
「あの子にも同じものを一杯」
女性側には、
「あちらの男性からです。」
といって回ってくるお酒。
男性目的で来ている女性であれば、
惚れ惚れするようなチャンスかもしれませんが、
とびきりの女性をものにしたいのであれば、
そんな白々しいテクニックはやめてください。
むしろ、テクニック(技術)でもありません。
まず人間の本質から言って、見知らぬ人にお酒を貰うことで、
警戒の感情を抱いてしまいます。
「知らない人なのになんで?」
「気持ち悪い。」
「早く帰らなきゃ。」
という様に女性を警戒の気分にさせてしまうことがあります。
男性としては、カッコいいつもりでやった行動も、
女性としては大迷惑な結果となってしまうのです。
では、どうしたらいいのか?
ナンパしている意図が見えなければいいのです。
例えば、こんな男性がいました。
彼女は、いつものように仕事帰りにバーに立ち寄りました。
その日は、いつも連れ添う友人はいなかったのですが、
いつものようにカウンターにお酒を買いに行くと、
ある男性がいました。
男性が店員に、
「彼女のも一緒に。」と一言。
男性はそのまま、
ナンパする訳でもなく、立ち去りました。
そして彼女がオーダーし、お金を払おうとすると、
「お金は先ほどの男性から頂いてあります。」の一言。
彼女は一瞬の出来事に戸惑ったようですが、
その男性のことが気になってしまい、
辺りを見渡し、とてもドキドキした気分になったそうです。
それがきっかけで、3日後にまた同じバーにいきました。
すると、そこにはあの男性の姿がありました。
女性は思わず、
「この間はありがとう。」
と、彼に伝えました。
それが話のきっかけとなり、
最終的にはデートにまで発展したそうですよ。
私が思うに、これはモテ男の上手な策略でした。
お酒だけおごって、何も言わずに立ち去るという行動は、
「なんで?」という疑問から、女性の妄想を掻き立てます。
ここで、「怖い」と思ってしまった女性は、
バーに戻って来ることがないかもしれませんが、
女性の多くは、
その男性が誰だったのか気になって仕方なくなるでしょう。
そういった女性は、
一週間以内にまたその場所へ戻ってきます。
そうしたら、大チャンスだと思ってください。
「待ってました!」という態度ではなく、
偶然を装うのが勿論大切ですよ。
ですが、そんな時でも目だけ合わせて、
向こうから話してくるまでは、ナンパのような真似はしないでください。
これは、ただの一例ではありますが、
誰にとってもお金を出してもらうことは本当に嬉しいものです。
ですが、お金ではなく、頼んでもいないお酒をもらっても、
好みの問題もありますし、ちっとも嬉しくありません。
逆に気持ち悪いのです。
お酒を飲む場所だからこそ、
ナンパのような真似は控えたほうが無難でしょう。
安い男に見られてしまいますよ。
お酒を飲む場では、男性としての品格が十分に問われます。
それは、お酒の飲み方、頼み方、支払い方、全てにおいてですが、
ここで、それらをスマートにこなしている品格のある男性をみると、
女性はドキッとしてしまいます。
お酒をおごるとか、
そんなことよりも重要なのが、実はこの品格。
場所が場所だけに問われてくるものなのです。
あえて、女性には興味のない素振りを見せることが、
実はとてもセクシーで、
バーで一際輝く存在になれるのです。