男性にとっては、問題解決を他人に関与されるのは、
自分自身が非難されているのと等しく、
男としての能力が不完全であるかのように感じてしまうかもしれませんね。
女性はその何世紀にも渡る習慣から、
人に助言をしたり、または相談をしたり、
常に人と人との助け合いの中で生きてきました。
同性・異性に関係なく、
または、頼まれた訳でもないのに、
進んで手助けをしようとするのが女性です。
それは、現代では度々「おせっかい」という言葉で表現されますが、
女性たちは、そのことにも気が付かず、
むしろ、自分がしている事が最高の善意であり、それを誇りに思っているのです。
そんな事から、男性が悩んでいる素振りを見せると、
つい、自らが助けてあげようというばかりに、
余計な口を出してしまうことがあります。
女性は、そんな事が男性のプライドを傷つけてしまうとは、
思ってもいません。
ただ、純粋にあなたのために、アドバイスがしたいのです。
私も経験したことがありますが、女性の言う助言に対して、
「君に言われなくても、分かってるって。」
「僕のやり方が間違っているって言うのか?」
など、勝手に勘違いをして批判的な態度をとる人がいます。
それは、あなたが女性の善意を逆手に取ってしまっているだけです。
女性は、あなたが解決できると、信じていますし、
あなたの能力を誇りに思っています。
女性にとっては、助言を与える事、気遣うことは、
「愛情表現」の一つであるのです。
「私は、いつでもあなたの味方」
だと、伝えたいだけなのです。
女性は、絶えず進歩を望んでいます。
関係においても、自分自身においても、相手に対してもです。
そして、進歩を望みたいのは、本当に愛している証拠なのです。
相手に、助言やアドバイスをすることによって、あなたの人間性を高めたいのです。
これは、相手を愛しているからこそ、女性達にとっては大切なことなのです。
女性の悪い癖は、教育指導の先生になった様に、
男性を育てたがる点かもしれませんね。
「女は男次第」という人もいれば、
「男は女次第」という人もいるのです。
どちらとも言えませんが、お互いが男女の性質の違いをきちんと理解すれば、
誤解もなく、お互いを高めあえる関係になれるのではないでしょうか。
女性が、あなたにアドバイスをしたい時は、
是非、そうさせてあげてください。
そのアドバイスを蔑ろにしないように、
女性のアドバイスという「愛情表現」に、
「ありがとう。」
の一言を伝えられたらいいですね。